連載 辛口シネマ・コラム NO.2
『 サンデー娯楽館 』映画認定者・柳ユーレイ


認認認認… 感激じゃ。ニン定印ドン!
認認……… 好みが合えばニンマリよ

認認認…… ニン気赤丸急上昇
………… 同じニンでも忍耐のニン


31. ウェインズ・ワールド
認認認
いよっ。待ってましたよ。こういうの。ドタバタくだらなさの極地。いいなぁ いいなぁ。
もう大好きこういうヤツ。観ても賢くならない。ためにならない。暗くならない。
バカバカしいだけ。やっぱギャクもんはこうでなきゃ。
32. スパイメーカー
認認
世界の冷戦構造が崩れ、敵を失ったジェームス・ボンドがついに宇宙に行ってしまった
今、古き良き時代の「007」は、マザー・コンプレックスに悩まされながらも、熱き
くちびるの女の助けを得、自らの危険に立ち向かうのであった。結構好きだなぁ。
33. ランブリング・ローズ
認認
メーン・キャラクターのおねーさんがオツムが弱そうで、すっげえ良かった。
耳の悪いお婆さんも良き理解者って感じでなかなでした。ただ幼児体験と孤児
だから…ってのが少し引っかかったんだけど、まあいっか、みんないい人ばっかりだし。
34. 映写技師は見ていた
認認
こういう作品が作られるようになったというのは、まさに時代が変わったということなん
だろうなぁと、つくづく思い知らされた。鉄の壁といわれた旧ソ連、クレムリン内部、
KGBなど、ウソかマコトかは確かめようもないが、私自身興味深く楽しめた。
35. リバー・ランズ・スルー・イット

映画関係者の間では、試写の段階で既に超のつく大評判。公開されてからも この人気
が続けばいいのになと思います。自然の美しさ、雄大さは圧倒的。派手なうたい文句は
似合わないけど、確かにいい映画。
36. ホッファ
認認認
日本では殆ど知られていない人物の話し。だが、立場の弱い僕たち一般市民のおかれ
ている状況は、映画の中の労働者階級によく似ているような気がした。
とても興味深く観ることができた。
37. オルランド

男だとか女だとか変に意識せずに生きられたら、どんなに素晴らしいだろう…などと
考えていた頃を思い出した。この表現方法には、やられたなって感じ。上手い。
是非 観ることをおすすめします。
38. ラスト・アクション・ヒーロー

娯楽という意味ではトップクラスの作品だと思う。さすが、世界がターゲットのハリウッド。
やることがデカイ。退屈さをひとつも感じることなく、心から楽しめた。
時間を忘れる派手なエンターテインメント映画。
39. マイセン幻影
認認
磁器人形の美しさに惹かれる主人公の気持ちは理解できないでもない。
が、いつくしんでるだけの世界からは、創造的なことは生まれないと思う。これが、
自己満足のコレクターの本来の姿なのかもしれないが…
40. アラジン
認認
歳だけは人並みにとってしまったけれど、中身は子供なので、こういう作品は楽しく
て仕方ない。大人にならなければと思っても、この映画を愛せないような大人なら
大人になってもしょうがないかな。文句なく最高!
41. ハモンハモン
認認認
好意的な、見方をすれば、自分の心に正直に生きているということなのだろうが、
僕にはただ単に自分勝手な色ボケの集まりにしか見えなかった。結局、悲劇的な
ラストを迎えるわけだが、同情の余地もない。
42. ゲンセンカン主人
認認認
大人になってしまった人たちのノスタルジー世界って感じで今いちパッとこなかった。
ホットドックやコーラで過ごしてきた僕らの世代では、やはり過去の日本だと思えて
しまうのは仕方のないことでしょう。
43. メイド・イン・アメリカ
認認認
結構シビアな題材を扱っているにも関わらず、重くも、かといって軽くもなり過ぎていない。
これも芸達者名出演者(特にウー・ピー)のおかげ、まさにタイトルが示すように、
アメリカならではの映画です。
44. キャンディ漫

普段は全く意識したいないのに、一人になった時 ふと思い出して恐怖感に襲われる
――そういう怖さの物語。「単なる噂、絶対にあり得ない」と思いつつ
「もしかしたら…」という不安が頭をよぎる。
45. スーパーマイオ・魔界帝国の女神
認認認
商売的にあざといと感じがしてあまり期待していなかったが、某国(日本)のように
キャラクターだけにキャラクターだけに頼った作品ではなく、筋や映像にオリジナリティー
を持たせようと頑張っているところに交換が持てた。
46. REX 恐竜物語

根本の発想が「ウルトラマン」などの時代から全く進歩していないのではないか?
ストーリー的にも夢のある内容にしたつもりなのだろうが、
ファンタジーと幼稚であることは決して同義語ではない。
47. オーソン・ウェルスのオセロ
認認
確かにいい作品なのだろうが、せっかく40年間も行方不明になっていた作品を
わざわざ見つけてきて、今更ご大層に公開されても、何か押しつけがましくて
素直に楽しめない。幻の名作は幻のままの方がいい。
48. ホット・ショット 2
認認
単純明快。多くのギャグがヒット作のパロディーだが、元の映画を知らなくても十分
楽しめる。ベタベタのギャグも、スケールの大きさに思わす笑わされてしまった。
頭でっかちの人はお呼びじゃないよ。
49. キャプテン・スーパーマーケット
認認認
こんなくだらない映画に大金を惜しげもなく使うとは羨ましい。最近シリアスな作品ばかり
観ていたので、嬉しくなってしまいました。
これからも、こんなバカヤロウたちが、活躍することを期待しています。
50. 飛べないアヒル
認認認
カワイコぶってるわけじゃないけど、この手の映画は昔から大好き。
「がんばれ!ベア―ズ」とか、もう映画の中に自分が入ってしまい、すべてが我がことの
ようになってしまう。とにかく文句なし。
51. 夫たち、妻たち
認認
二組の友人夫婦がドキュメンタリ―という形でとらえられている。
音楽もないし、わざと映画っぽくしてないんだと思うけど、妙におかしく笑えた。
でも未婚の僕としては、ポジティブに受け取れなかった。
52. 野生の夜に
認認
現代において、とてもシビアで大切な問題を含む作品なのかもしれないが、かなりの部分
を占めるヒステリックな罵声と男同士のラブシーンに疲れてしまった。
体力のある時にもう一度 観てみようと思う。
53. アサシン
認認認
周囲ではあまり評判の良くないブリジット・フォンダだが、僕は大好きなので
出ているだけで十分。米国ではりアルな話しらしいが、わが国では全くあり得ない
ことなので、100%、フィクションの世界を楽しんでください。
54. 魅せられて4月
認認
人間そう簡単に変われるもんじゃないと思うが、淡々と流れるストーリー、人々の心情、
美しい風景などに身を任せていたら、最後はなぜか納得させられていた。
そういう不思議な雰囲気を持っている映画。
55. ジャック・サマースピー
認認認
この作品は全編 愛に包まれている。でも結末は意見の分かれるところだと思います。
僕自身は愛のために××は出来ませんが、心情的にはとてもよく分ります。
恋人同士で観に行って欲しい映画です。
56. 生きてこそ
認認
派手な事故シーンは力の入った場面だと思うが、この映画のテーマは「生きる」という
ことであって、事故そのものの迫力を描くものではない。それに実話はどうしても
再現フィルムのように感じられて…。
57. 大病人
認認
着目の妙で話題になる作品を発表してきた伊丹監督の新作、ハズレではないし、
それなりに楽しく観られるが、死を見つめることによって、病人や周囲の人々が変化
していくという設定は、あまり新鮮味がない。
58. ロレンツォのオイル 命の詩
認認
全くのオリジナル映画じゃないから、作品としての評価は高くないが、現実にこの病気と
闘い続けている人たちへの応援の意味でマーク3個。一刻も早く、有効な治療法が
発見されることを祈っています。
59. めざめの詩

わざわざ金を出して観に行かなくても年末年始のテレビでいくらでも似たようなのを
再々々放送で見られます。この映画は2人がOOして終わっていますが、本当の愛と
いうものは、その後の話しだと思うのですが…。
60. 青春の輝き
認認
「いろいろと辛いことはあったが、最終的には全部いい思い出」というのが今までの
青春映画のパターンだった。しかし この作品は違う。極端な言い方をすれば、映画の
すべてが悪夢であり現実である。悲しい。

つづく…


【連載 辛口シネマ・コラム NO.1】 【連載 辛口シネマ・コラム NO.2】 【連載 辛口シネマ・コラム NO.3】


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