『 歴史はこうしてつくられる 』
柳ユーレイ 第一回 演出作品  脚本・演出・音楽・出演

今、BGMで流れている曲はオープニングで使用したものです!

舞台のイメージイラスト




舞台風景 会場となった 新宿SPACE 107 舞台カーテンコール




唯一の出演シーン 演出家きどり? ・・・の柳



チラシ 表・裏   デザイン / ムラマツm

≪出演≫ 芦川誠 /大富士/太田浩介/伊吹洸一 /柳ユーレイ
≪音楽≫ 大山誠/安村定明 /小林弘毅/柳ユーレイ

製作 オフィス北野/チャンネル北野



『歴史はこうして作られる』 −概  要−  
−『CRIME・D』の苦悩−

普段我々の身の回りで起こる事件・事故・災害が実は
何者(組織的)かの手により意図的に計画、実行されていたとしたら・・・

ストーリーは基本的にワン・シチュエーション
(ガラクタ小屋のようなセット)で進行して行く。
舞台上一見何の脈絡もなく雑然と置かれた
小道具のひとつひとつが人間の欲望を具現化している。
食物の入ったショーケースは食欲を…便器は排泄欲を…資料棚は知識欲を…
パチンコ台はギャンブルに対する金銭欲を…
そしてベットは睡眠欲を、等など・・・。

事件・事故・災害を、ある意図を持って計画、実行をする4人の男たち。
橙色の縁のメガネを掛けている男=オレンジ
青い資料ファイルを持つ男=ブルー、白いハンカチで汗を拭う男=ホワイト
黄色いゲームボーイを持つ男=イエロー
その様子を離れた所から見ている謎の男=ブラック

「次に死ぬのは誰だ!」

一人の男が口火をきることにより、会話がはじまる。
次々とリストアップされていく次期死亡候補者たち
そして、過去に企画され実際に実行された事件・事故、さらに会話はこれから
実行されようとしている事件・事故にも及んでいくが、彼らに
暗い影は微塵も感じられない、いたって明るい雰囲気である。

しかし、彼らを襲う突然の沈黙と時折見せる苦悩の表情が
敢えて口に出すことをはばかる事情があることを想像させる。

そして、謎の男が口を開くときストーリーは
一気にクライマックスに向けて加速していく。
最終段階に入った計画を、遂に実行するときが訪れる。
誰も居なくなった舞台に一人残される男イエロー
はじめての重大任務を背負い苦悩するイエロー

ブルーは、ホワイトは、オレンジは、彼らは果たして幻だったのか?
ひとりひとりの幻? が現れては消える。

イエローが何かを決意し立ち上がった時、何処からともなく漂ってくるカレーの
匂い犯罪そしてカレーと言えば・・・・。

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平成の毒婦と呼ばれるあの 『林真寿美』が犯行を起こす迄の脳(思考)の流れを
冒頭のアイデアと掛け合わせひとつのフィクションストーリーとして
舞台作品化したものである。




厳しい状況の中、この作品を発表することができ
協力してくださったスタッフ、出演者の方々、劇場まで足を運んでくださった皆様に
この場をかりて心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
この舞台を通じて多くのことを学び少し成長できたのでは…?
と思います。次また何かやりたいな〜。柳ユーレイ



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